人生の節目にキャリアコンサルタント

高校時代の立て看板

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高校時代の立て看板

中学校は、新校舎で明るさに満ちていましたが、高校時代は地道なイメージがあります。
青年期特有の悩みや葛藤があったのだと思います。この3年間に2つのことが起こりました。

1つは、1年生の体育祭でした。体育祭の時にはいろいろな係が割り振られます。私は応援用の
立て看板を作成する係になりました。1年から3年生が集まり、ベニヤ板10枚をつなぎ合わせて
何を描くのか決めました。私は白組なのでジャングル大帝のレオを中心とした絵を提案した
ところその絵を描くことに決まってしまいました。毎日のように担当者が集まり、ペンキで
塗っていきました。いい先輩方ばかりで私を励まし支えてくれ1カ月以上かかって完成すること
ができました。
皆なで完成させた大作に愛着を感じていました。体育祭後に壊してしまうことを残念に思って
いたところ、高校の隣にある特別支援学校の先生から、子供たちが喜ぶだろうから動物が沢山
描かれた立て看板をもらいたいと希望がありました。先生からその話を伺い、皆なで喜び合い
ました。

そのときから5年後に高校に寄ったときにも、特別支援学校の校庭にこの立て看板が置かれていて
とても感激をしました。この出来事から人に対して何かをして喜ばれることから満足感を得れる
ことを体験しました。中学生の頃までは自己中心的でしたが、高校生のこの体験や歴史小説の
主人公たちから、人や社会のために生きることの素晴らしさを学ぶことができました。
(もうひとつは次回に)