人生の節目にキャリアコンサルタント

「ライフシフト」を読んで

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「ライフシフト」を読んで

創刊号 

『ライフシフト』(リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット著:東洋経済新報社)

年末、年始にいい本を読みました。
生き方を見直し、起業するきっかけのひとつの要因にもなりました。

さて、あなたの人生が100年あったなら何歳まで仕事をしますか?
どのような仕事や生活、学びをして、どのような人達と出会いたいでしょうか。
人生80年時代とは異なる視点を この本は、問いかけてくれます。 

この本を読み、私は「引退は85歳」と想定して、これからの25年のことに思いを馳せました。25年、四半世紀あれば、仕事を始めても相当なことができます。何冊の本を読み、何本の赤ワインを飲み、何人と深く知り合えるでしょうか。75歳を超えてソフトランディングに入っても、10年かけて週5日勤務を週2日に減らしながら、副業をしたり、地域の活動やボランティアもできます。きっと、好きなことを学び、友人も増えていくでしょう。 

もし、働ける期間が3040年でなく、65年になったら人生変わりますよね。まず、一度だけの学びでは65年が持ちません。ましてやイノベーションによる変化の速い時代。ただ働くだけでなく、23回は学び直し充電する時期が必要になります。丁度、私が50歳からキャリアコンサルティングの勉強をして資格を取得していったように。正にマルチ・ステップ・ライフの時代到来です。「一度の人生で3度美味しい」のように、学び、働き、家庭に入り、また学び、別な仕事に挑戦する。そのたびに友人、知人が増え、価値観が多様化していく。そしてまた年齢に合わせて生き方を変えていく。 

著者はは、長期にわたる有形と無形の資産について説明され、特に無形の3つの資産に注目しています。
・生産性資産(スキルや知識、仲間、評判)

・活力資産(健康と幸福、自己再生の友人関係)

・変身資産(自分についての見方、多様性に富んだ人的ネットワーク、開かれた姿勢)

そして、この無形の資産への投資として「リ・クリエーション」、自己への再創造の必要性を繰り返し述べています。 

これからイノベーションにより、事務職や広い知識が必要だけれど、ルーチンワーク的な業務はコンピュータにシフトすると言われています。そのようなときにどう対応するか、今をどう生きるかにかかっています。キャリアコンサルタントと話してみてはいかがでしょうか。(最後は宣伝になりましたが、まずキャリアコンサルタントが一読すべき本です。)

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